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2005年 09月 21日
バスモデル製作のスタンス
今日は画像はありません・・・ごめんなさい。何となく思ったことを記してみようかな~という気分に任せて、標題の内容を少々。サイト更新も止まっていて申しわけありませんが、次回更新までもうしばらくお待ちいただければと思います。今日の中身はとても長いのに、はっきり言ってまさに余談、無駄話ですので、関心を持っていただける方だけ読み流していただければと思います。

バスモデル製作のスタンス

先日趣味仲間の方とお会いしてゆっくりお話しする機会があったのですが、その時に思ったことです。バスというジャンルに限らず、モデル全般に当てはまる話ですが、モデルを製作する前段のスタンスで、大きく分けて2つのタイプの人がいるのかな~ということを感じました。

1つは、自分が手元に置きたいモデルが明確にあって、そのモデルを完成させるために自分の持てる技術と時間を惜しむことなく注ぎ込み、試行錯誤を繰り返し、まさに入魂の1台を完成させるというパターン。それこそこの場合はベースのモデルという概念ではなく「フルスクラッチ」という方法もあるでしょう。用はスタートの段階に明確な目標があって、その目標に向かって力の限り頑張って、ひたすら手を入れていくということになります。
もう1つは、手元にあるベースになる製品を眺めつつ、「これならここをこうやっていじれば、これが出来るな~」といったように、自分の技術などの条件を計算に入れて、ゴールをまず想定してそれからさかのぼる形で手を入れる手順を考え、製作するというパターン。こちらはまずゴール=完成状態が非常に具体的に想定されていて、あくまで出来る範囲で加工をしていくということになります。

どちらがモデラーとしてより崇高であるか、と聞かれれば、間違いなく前者のような方でしょう。努力をして、他の人が持っていない、作ることが難しい『オンリーワン』を完成させる気概は非常に崇高だと思います。
それに対し後者は、「出来る範囲でプレーする」という意味で、非常に保守的というか、あまり進歩がないように見えます。ただ、実は私は確実に後者のスタンスに属するモデラーだな~と痛感しています。あくまで「出来る範囲でプレーする」ことを前提にモデルをいじっています。でも、必ずしもそれがいけないかといえばそうは思いません。前者は完成にたどり着かないこともあるのに対し、後者はほぼ確実に完成できます。私は、模型というのは過程ではなく完成に持ち込んでこそ何ぼ、という考えが根底にあるため、後者のほうが建設的に感じることもあります。

結論からすれば「ハイリスクハイリターン」「ローリスクローリターン」どちらの道を進むか、ということになるのでしょう。この辺の模型に対するスタンス、実はその人それぞれの人生観とか、生き方が結構反映されるのかな~と面白く感じた次第です。私の場合はまさにこれまでの人生「出来る範囲でプレーする」「頑張らない」「ローリスクローリターン」でやってきたつもりだったので、それが模型にも見事に当てはまっています。

でも、別にどちらがいい悪いという話をするつもりは全くありません。結論としては、どんなスタンスであれ「自分なりに趣味を楽しむことができる」人が一番の勝者だと思います。趣味の世界は「自己完結」「自己満足」でよいからこそ素敵なんですから・・・

by atbmodels | 2005-09-21 23:59 | そのほかバス関連


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