2005年 10月 14日
MDプリンターによるデカール印刷の色見本
同じ内容をこちらのブログにアップしたのですが、実は画像が小さいので、何をやったんだかよく分からないかな~と思いまして、こちらにも同じ内容をアップしておきます。

製作例でもほとんどのもので使っている「自作デカール」これはアルプス電気のMDプリンタで製作しているのですが、このプリンタ、ご存知の方ならお分かりでしょうが、カラー印刷をすると色の濃淡を「ドット」で表現するため、網点や斜線が出てきてしまい、これが小さい模型になればなるほど目立ってしまうので、フルカラー印刷をしたデカールですと、(あくまで個人的な主観ですが)鑑賞に堪えうるモデル向けのデカールにはなりにくいのです。

そこで、同プリンタの売りでもあり最大のメリットでもあり、そしてこれがなければデカール印刷が出来ない「ページ合成」という機能を使い、モノクロで作った原稿を様々なインクを重ね印刷をすることで、カラーを再現していくことになります。

ところが、この重ねて色を出していくという作業、どのような色が出てくるのか、経験をつまないとなかなか分からないのが実情。私の場合はさらにアルプス純正のインクリボンの他にも他社のリボンを改造して使ったりしているので話は非常に複雑です。

で、前からやろうやろうと思っていて、その手間を考えると問えもやる気にならなかったのが「重ね印刷で出る色の見本、一覧表」作りでした。でもそろそろこれがないと模型製作の効率も考えると限界であることと、どうしてもためしに色の出方を見てみたいものもあったので、本当に死ぬほど面倒だったのですが作ってみた次第です。

結局一枚のデカールに50回もの印刷をかけることになったのですが、これで色々なことが分かりました。結論はMDプリンタのポテンシャルは非常に高いということです。ただ、明らかに「強い色」と「再現できない色」があること(一般的には赤、濃い目のピンク、オレンジ系統、緑系統、青系統には非常に強いが、淡い色の再現は非常に困難であること)、下のインクと上に来るインクの順番によって、上に乗る色と乗らない色が非常にはっきりしていることなども分かり、非常に有意義でした。 (たとえば結果的に同じ色が出るにしても、マゼンダの上にシアンは乗らないけれどシアンの上にマゼンダは乗る、とか、OKIのインクカートリッジはアルプスの基本色とほとんど同じ使い方、色重ねができるのに対し、ワープロ用のインクリボンはワープロ用同士は色の重ね合わせが出来るものの、その他のリボンの色は上に乗らないとか・・・)

ただ、メーカー純正でないインクリボンを使い、メーカーでも到底想像していないと思われる使用方法なので、プリンタには非常に負担になる作業で、使用後のクリーニングは必須、という感じです。いずれにしてもこれで壊れてもメーカーには「推奨されない使用方法です」とさじを投げられること間違い無しなので、あくまで「自己責任」でやっていただければと思います。

この件はまた追ってサイトの方でも色々と記していきたいと思います。
画像を大きめに掲載しますので、ご参考になれば幸いです。

b0059756_075285.jpg

ちなみに使ったインクは左から右に、同じく上から下にアルプスのマゼンダ、マゼンダ2回、シアン、シアン2回、イエロー、イエロー2回、OKIの特色レッド、同2回、シャープのレッド、同2回、東芝の特色レッド、同2回、OKIの特色グリーン、同2回、シャープのグリーン、同2回、OKIの特色ブルー、同2回、シャープのブルー、同2回、シャープのシルバー、同2回、シャープのゴールド、同2回です。

用はそれが三角表になっているようなイメージを持ってください。したがってたとえば一番左の上から5つ目はマゼンダをまず1回印刷後、シアンを2回印刷した際の色の例ということになります。

上下とも各ますに対し縦方向を先に印刷し、横方向をあとで印刷しています。また上半分は、縦方向の印刷後に全体に透明の光沢仕上げのインクを印刷後、横方向を印刷した例です。また、色がかすれているところが多々ありますが、その場所はその印刷順序だとインクがきれいに乗らない=実用に値しないことを表しています。こうして失敗してしまう例も知っておくことは重要ですね。。。

当然ながらディスプレーの色によって見え方が違いますので、あくまで参考程度にご覧下さい。
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by atbmodels | 2005-10-14 00:10 | バスモデルテクニック


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