ATB MODELS バスモデル PTアルバム&テクニック
2008-02-22T21:57:33+09:00
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バスモデルの参考になるバス関係プロトタイプアルバム&バスモデル製作に役立つテクニックヒントをご紹介するブログです。その他雑多な記事も順次追加する予定です。
Excite Blog
丸型ファン言えども・・・
http://atbmodels.exblog.jp/8084257/
2008-02-22T22:00:18+09:00
2008-02-22T21:57:33+09:00
2008-02-22T21:57:33+09:00
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方向幕など車体パーツ
いろいろとモデル製作に役に立ちそうな写真は撮りためてはいるのですが、なかなかご紹介するところまでたどり着きません。
今回ご紹介したいのが、バスの屋根上で非常によく見かける丸型のファン、そのカバーの形状比較です。
丸型ファンは同じ形状をしているかと思いきや、結構肩のRが違うものが数種類存在しています。メーカーが違うための差と、製造時期による差、いろいろなバリエーションが存在しています。
バスコレのサイズであれば、こだわる部分ではないかもしれませんが、実物観察の際には、どんな形状のカバーがついているか見ておき、パーツの選択を変えてみる、なんていうのもありではないかと思います。
少なくとも、丸型ファン、というくくりから、もう一歩踏み込んで実物観察をすることに、損は決してないはず。いろいろな角度からバスを眺めてみると飽きないですね。
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想像以上に小さいバス案内所
http://atbmodels.exblog.jp/6864843/
2007-05-16T23:19:00+09:00
2007-10-23T10:41:55+09:00
2007-05-16T23:19:46+09:00
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ジオラマ参考資料
バスも工作したら、せっかくなのでジオラマなどの地面に乗せてあげたいものです。
そこでお似合いのシーンとしてやはり多いのは営業所、車庫、折返し所、停留所・・・あたりを作りたくなるのが普通かな~と思いますが、営業所になると非常に大きくて途中で挫折するか、無理して小さくすると不自然になりがちです。
そこで、停留所などは手軽なのですが、ちょっと物足りないかな・・・というときに、始発などのターミナルなどはよい落としどころになるかもしれません。
その際に、案内所や定期売り場なんかを作ってあげるとぐっと「バスらしい」シーンになると思うのですが、今回はそんな案内所の実例をご紹介してみます
関東バスは非常に案内所の数が多いのですが、いずれも非常に小ぶりな案内所が多いです。ごらんのように高円寺などもぺったんこの「小屋!?」風です。このサイズなら製作も楽ではないでしょうか。模型にするとおそらく想像以上に小さいはずです。
そしてこちらは非常に模型チック&懐かしい雰囲気もかもし出す国府津駅前の案内所。タクシーもセットになっていて盛りだくさん。でもこの小ささは驚きです。特に手前の登山バスのほうはマッチ箱!?のようです。これなら小さいスペースにちょこちょこっとした工作で完成にこぎつけることが出来そうです。
こんな狭い場所なら、2社で一緒の案内所を共用すればいいのに・・・と思いません?
とはいえ、この2つ並んでいる辺りは、模型にするといろいろなバスを置いても不自然になりにくいし、見た目もにぎやかな感じになっていいと思います。]]>
便利ツール!「プラストライプ」
http://atbmodels.exblog.jp/6336954/
2007-01-14T22:38:51+09:00
2007-01-14T22:38:51+09:00
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バスモデルテクニック
正確には素材のご紹介と言うことですが、その製品はホビーベースという会社の「プラストライプ」。
入手先、価格はご覧のとおり!?です。サイズ比較用にバスコレを横においてみました。
実は、0.14mm厚のプラスティック素材、田宮のプラペーパーが絶版になってからめぼしい商品がありませんでした。でも、150分の1スケールですと、この0.14mmという厚さは結構使う機会が多いものです。
ところが、田宮のプラペーパー、文字通りプラペーパーで、紙をプラでコーティングしたものだったため、溶剤系の接着剤などにめっぽう弱いと言う弱点がありました。
このプラストライプは、完全にプラ素材のためそうした心配もなく、0.14mm厚のため曲面にも接着が容易、さらにさまざまな幅に切り出された商品がラインナップされていて、非常に使い勝手もよいです。
なにより、ご覧のように色がグレーなのも実はポイントが高いです。作業時に直線が出ているか見やすいですし、特にごく薄い断面方向に接着したときの接着確認がしやすいなど、色によるメリットも絶大です。
この富士5Eの窓下のリブ、そしてタイヤハウスの縁取りにこのプラストライプを使用しています。プラペーパーを切り出したものと比較すると、気持ちいいほど直線がきちんと出ています。
とりあえず2種類購入して見ましたが、手放せない素材になりそうです。
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名脇役 タクシー営業所
http://atbmodels.exblog.jp/6176611/
2006-12-11T20:12:00+09:00
2006-12-11T20:13:28+09:00
2006-12-11T20:12:39+09:00
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ジオラマ参考資料
今回は3物件ほど、実例をご紹介します。
JR吾妻線長野原草津口駅前のタクシー営業所。比較的大型です。看板か有名観光地の入口っぽいです。値段の表記がなんとも控えめというか・・・いい感じです。○円位。
奥羽本線森岳駅前のタクシー営業所。いかにも、という感じのつくりです。画面左が駅です。番犬も欠かせない情景になっていますね。
今回の物件で最も小型の!?もの。森岳温泉の温泉街にありました。自宅兼営業所で小さなつくりは模型向きかもしれません。
こんな風景も、バスだけでなくちょっとした待ち時間などに記録しておくのも一興ですよ~。]]>
新潟交通観光バス 中鵜ノ森停留所
http://atbmodels.exblog.jp/5504456/
2006-08-18T00:01:32+09:00
2006-08-18T00:01:32+09:00
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ジオラマ参考資料
川沿いの土手の上を走る道路沿いにあった停留所ですが、まるで映画のワンシーンやCMなんかで出てきそうな、まさに原風景的な停留所です。木の大きさや写りこんでいる車の大きさで、そのスケール感がお分かりいただけるかと思います。ちょっとバスを待つには背が低い待合所ですが、とにかくこの風景は模型で再現してあげたくなる、箱庭のような雰囲気がありますね。
新潟のネタ紹介ばかりになってしまっていますが、逆に言うと新潟県内のバスシーンは掘っても掘っても、いくらでも模型にしたくなるような、いい「バスのある景色」がそこここにある、ということです。行くたびに必ずそんな風景に出会います。
たまにはPCの前や、模型製作の手を休めて、心の洗濯がてら新潟に・・・心からお勧めしたいと思います。]]>
蒲鉄小型バス村松駅
http://atbmodels.exblog.jp/5504384/
2006-08-17T23:55:09+09:00
2006-08-17T23:55:09+09:00
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ジオラマ参考資料
そしてネタも相変わらず・・・新潟ですが。
ちょっと指向を変えて、大手の越後、新潟交通ではなく、蒲鉄小型バスの村松駅と営業所をご紹介します。
かつて蒲原鉄道は磐越西線五泉から村松~加茂と鉄道がありましたが、現在では姿を見ることが出来ません。村松に本社があり、村松駅だったところは今もバスターミナル、そして隣接して営業所があり、蒲鉄小型バスが発着しています。
かつて鉄道駅だったこともあり、模型のジオラマにするには少々大型のターミナルですが、なかなかの風情だと思います。バス、そしてタクシーが止まっている風景は、地方の町の原風景的なものがあり、なかなか趣があると思います。
また、屋根下の看板も、日野や日産ディーゼルといった、いかにも、というものが多く、目を引きますね。
そして隣接する工場も、ご覧のとおりなかなかの年代もの。使い込まれた雰囲気は非常に模型向きのたたずまいです。奥行きが思ったより小さい建物ですので、模型にするにも意外と好都合なプロトタイプといえそうです。奥の2階建ての部分が事務所兼休憩所になっているようでした。
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駅前のタクシー営業所
http://atbmodels.exblog.jp/4464679/
2006-04-23T20:40:25+09:00
2006-04-23T20:40:25+09:00
2006-04-23T20:40:25+09:00
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ジオラマ参考資料
でも、よくみてみると意外とまだモデルのような小さな営業所も存在しているものです。今日はそんな中から中央線大月駅前の営業所をご紹介します。
掲げられているさまざまな看板や案内も良く見てみると味があるものがたくさんあります。]]>
LED行き先表示機のいろいろ
http://atbmodels.exblog.jp/4418270/
2006-04-17T23:28:00+09:00
2006-04-17T23:33:53+09:00
2006-04-17T23:25:11+09:00
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方向幕など車体パーツ
模型でも、LED表示機搭載車両のモデルが増えてきていますが、自分で改造などの際にステッカーなどを作ることを考えますと、方向幕よりも画一的な表記が多いLEDは、ある意味作りやすいといえます。
今回は、LED表示機の中から側面表示機にスポットを当てて、側面表示機のバラエティーをご紹介してみたいと思います。結構いろいろな種類があるものです。
都営バスのLED表示機。経由地は5箇所表示可能で、経由地間は緑のLEDで矢印が表記されています。もっともポピュラーな表示機、表示の1つでしょう。
都営バスと基本的に同じ機器ですが、最近のものの一部にはこのように最終バスの場合にのみ赤いランプが点滅点灯するタイプもあります。また緑の矢印は非表示にしてこのような表記をすることも結構あるようです。
また、こうした変則的な表記もあります。オレンジの矢印も表記可能です。
こちらも同じタイプの機器ですが、関東バスでは方向幕と同じ表記を採用していて、矢印ではなく線で経由地を結ぶ表記をしています。
京王バスでも同じ表示機ですが、都営などと比べますとこちらも方向幕表記を踏襲してか、矢印の向きが逆になっています。
一部の京王バスには、このように全面がフリーで表記可能な贅沢な!?仕様のものも存在していますが、採用事業者は少ないようです。また、緑色の表記は出来ないような仕様になっているようで、かえってみ辛い場合もあるようです。しかも上でご紹介したのと同じ路線なのに、途中経由地のセレクトが違うというのも曲者ですね。
立川バスの例。基本的に都営などと同じメーカーですが経由地が4つしか表示できないタイプもあります。小田急バスなども同様のものを採用しており、立川バスでは始発停留所の表記は省略しています。
立川バスと同じ機器ではありますが、もっとももったいない使用方法ではないかと思われるのがこの函館バスではないでしょうか。こういう使い方もあるという例としてご紹介しました。
西武バスの例。レシップ製の機器の標準的な仕様。経由地間の矢印は蛍光の黄色のステッカーですので、非表示には出来ません。そういう意味では柔軟性にかけます。(回← ←送という表示になってしまいます)
しずてつジャストラインもレシップ製。蛍光が色あせる前だとこのように鮮やかです。
車両の作りも独特ならLEDまで独特な神奈川中央交通の例。このタイプは少数派かと思います。
このほかにも、小田急バスの生田営業所所属車などには、もともとワイド幕ではなかったために、行き先しか表示できないようなLEDも存在しており、意外とバラエティーも豊かになってきていることがわかります。
とはいうものの、模型という観点でみれば、1度下敷きというかフォーマットを作ってしまえば、文字だけを変えてさまざまな表示を簡単に製作することが出来ますので、ありがたいといえばありがたい表示機といえるかもしれませんね。]]>
熱いバスターミナル 綱島
http://atbmodels.exblog.jp/4286990/
2006-03-21T23:13:32+09:00
2006-03-21T23:25:30+09:00
2006-03-21T23:13:32+09:00
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ジオラマ参考資料
こちらhttp://atbmodelsi.exblog.jp/2765833/などで、臨港バス綱島駅乗り場の魅惑の姿はご紹介しました。
実は、東急バスの綱島駅乗り場も結構魅力いっぱいの乗り場です。根本的にはどうにもならない狭さの場所にこれでもかという台数のバスがねじ込んでくるところが魅力なのですが、その趣もなかなかのもの。ここではちょっと大目の画像で綱島駅乗り場をご紹介します。
3Eが最後の全盛のころ撮影した1枚。東急バスのターミナルは東急東横線のガード下にあり、バックで乗り場に進入していきます。
7EやMP218Kに時代は変わりましたが、ターミナルの姿はほとんど変わっていません。せいぜいバス停のポールが変わった程度でしょうか。
そして西工ノンステップの時代。ご覧のように雨にぬれず乗車できるように屋根が追加され、画像には見えませんがバスの排ガスを考慮したガラスが乗り場後ろ側にもつくなど、少し趣は変わりました。
引いた場所からの1枚。このようにずらりとバスが並び、ひっきりなしにバックで進入、発車を繰り返していきます。
このように隣同士のバス停から同時発車のシーンも頻繁に見られます。さながらシンクロナイズドスイミングのよう。ドライバーの皆さんの職人技が光るターミナルです。この様は1日見ていても好きな人なら飽きないのではないかと思います。
さて、対する臨港バスの鶴03系統だけが発着する折り返し所も、実はこの東急バスターミナルの目と鼻の先にあります。
折り返し所の画像はすでにご覧に入れていますが、こちらではその折り返し所に入っていく道路の画像をお目にかけます。
こちらの道路の右奥角地が折り返し所。このような画像だと狭さがあまりわからないかもしれません。
ところが朝ラッシュになるとこのようにバスは続々とやってくるのですが折り返し所に入れるのは1台だけ。よくご覧いただくと手前のエルガの奥に、もう1台折り返し所に止まっているエルガが見えると思います。
その折り返し所への道路を俯瞰した画像。これでその狭さと無理やりさ!?がご理解いただけるのではないかと思います。
バスファンの方で、東京以外のところから東京にいらして、バスウォッチングをするのにいい場所は?ときかれたら、この綱島は地味な穴場ではありますが個人的には絶対にお勧めしたい場所です。
また、皆さんのモデリングの参考になれば幸いです。
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きわめて模型向けな風景・・・目白駅折返所
http://atbmodels.exblog.jp/4190138/
2006-02-23T22:09:34+09:00
2006-02-23T22:09:34+09:00
2006-02-23T22:09:34+09:00
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ジオラマ参考資料
ターンテーブル自体、どんどんとその活躍の場が狭まり、首都圏近郊では埼玉県には比較的多いものの、東京となると南善福寺とか、かなり限られてきてしまいました。
今回は都営バスの目白の折り返し所の風景です。
この折り返し所、ターンテーブルがあるというだけでなく、さまざまな意味で非常に模型向けだと思います。
敷地はほぼ正方形です。(CDケースをベースに作るとすれば最適。)そして2方を建物に、後ろはコンクリートの壁で仕切られています。さらにその壁の上には山手貨物線と山手線が走っているのです。ですので、鉄道模型との組み合わせ、という観点からしても非常に都合がいいプロトタイプといえましょう。
また、ターンテーブルがあるにしては、全体的に近代的なイメージですので、最近の車を置いても違和感が非常に少なくなりそう、これもメリットといえそうです。
私もぜひ作ってみたい風景、ということでご紹介してみました。]]>
車両だけがバスではない・・・消え行く「施設」たち
http://atbmodels.exblog.jp/3914101/
2005-12-16T23:30:20+09:00
2005-12-16T23:30:20+09:00
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ジオラマ参考資料
今日ご紹介する2つの物件!?どちらも残念ながら現存しません。
新潟交通観光バスの三川営業所。まさにジオラマのような、歴史を感じずにはいられない風情でしたが、この11月末で隣の津川営業所に吸収される形で閉鎖されてしまいました。
ただ、鉄道の駅で隣り合わせの津川と三川に営業所がそれぞれあることは、今のご時世を考えれば逆に不思議な感じもしていましたので、ついにこの日が…という気もしなくもありません。
また津川所属の一部車両には三川持ちの路線の方向幕も入っていたりしたので、自然といえば自然な流れなのかもしれません。
せめてこうして記録を残せたことは良かった、と思うべきでしょう。
こちらは越後交通の出雲崎車庫。ご覧の通り日本海をバックに見事なロケーションの中、見事な造型の上屋があったのですが、こちらも撮影から数ヶ月後にまるごと撤去されてしまったそうです。北国では結構見られるこうした上屋でしたが、実はかなりの維持補修費用がかかるということで撤去される例が最近非常に多くなっています。
屋根の内側の造形には本当に美しさを感じました。
バス車両だけでなく、こうした関連施設も時代の流れとともに変化をして行ってしまいます。車両以上に記録が少ない部分と思われますが、模型という観点からも、またバスの歴史記録という観点からも、きちんと意識して記録しておきたい分野です。
越後交通の小千谷営業所を撮影していなかったことがきっかけで、こうしたことを強く意識するようになりました。味のある、昔ながらの建物だったのですが、先の新潟県中越地震で姿を消してしまいました。返す返す悔やまれる記録漏れでした…
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停車時には必ず必要
http://atbmodels.exblog.jp/3889056/
2005-12-10T23:45:08+09:00
2005-12-10T23:45:08+09:00
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バスモデルテクニック
さて、先日発売されたトミーテックの「鉄道コレクション」その出来はバスコレ同様非常に高く、低価格でこれだけの製品が出来るものかと心から感心しました。買うつもりはなかったのにまんまと購入してしまい、なんだかトミーテックの思う壺、と言う気もしてちょっと悔しかったりした訳ですが、そのまま引き下がる!?のも癪に障る!?ので作ってみたのがこの小さなパーツです。
鉄道コレクションにはディスプレー用のレールが付いていまして、そのレールには流転防止用の輪留めもついているのですが、その輪留めに着色、小さく切断してバスコレに転用したのがこの例です。
本来バスは車庫などに長時間停車する際にはこの輪留め(会社によっては輪留め、歯止め、パンコ・・・等々色々な呼び方があるようですが)をタイヤに装着しなければならないことになっている会社がほとんどなはずです。多くの場合このように黄色に着色されていて、会社によっては手書きで社番が記されていたりします。
がんばって社番も書いては見ましたが、きれいな字にはなりませんでした・・・さすがに厳しいですね。米粒に字を書いたりする方がいらっしゃるようですが、そのような方に社番入れはお願いしないと難しいようです。。。
でも、思ったよりも存在感のあるパーツかもしれません。鉄道コレクションの一部をバスコレに転用できたことで、鉄道コレクションに安易に手を出してしまった自分を少し納得させる理由にはなったと思います。
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かなり重要!?塗装の「艶」
http://atbmodels.exblog.jp/3740548/
2005-11-07T23:23:30+09:00
2005-11-07T23:22:27+09:00
2005-11-07T23:22:27+09:00
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バスモデルテクニック
タイトルの通り、今日の話題は車体塗装の「艶」について。バス以外のモデルジャンルでは当然の知識になるかもしれませんが・・・
バス模型に限らず、鉄道模型でも、日本のモデルシーンを見ていますとどちらかと言うとつや消しのマット仕上げ、せいぜい半艶で仕上げられることが多い、見方を変えればそういった仕上げが好まれる傾向が強いように思います。
ただ、実物のバスを見てみますと、最近の実車では塗装や塗料技術の進歩で相当きれいな状態が保たれている車が多いのですが、ちょっと前であれば褪色が進み、非常に色あせたバスが結構な数走っていました。逆に新車であれば眩しいほどの艶を放ち、さらに車体再生を受けたりすると、新製時よりも塗料技術が進歩していて新車の頃よりもぎらぎらと輝いた姿になったりする車もいました。
かく言う私もこれまではほとんどの場合、深く考えず半光沢のクリアーをデカール保護をかねて吹き付けて仕上げてきたのですが、どうしてもこの「半光沢」では実車と印象が違ってしまう車があったので、今回はそんな車体の「艶」に少し拘ってみた作例をご紹介します。
画像は右から光沢、半光沢、つや消しを仕上げに吹いてみた例です。もともと使用しているカラーは全部一緒、デカールに関しては一番左の車だけ褪色が進んだような色合いをデカールで再現した上につや消しを吹いて見ました。ご覧のとおり、特につや消しでは全く異なった色合いになっていることが分かります。ちなみに一番右は車体再々生を受けたばかりの車を再現すべく思い切り艶を出し、真ん中の車両は新製直後の姿の再現ですが年式が古いため半光沢で仕上げてみました。
つや消しの車はさすがにちょっと褪せすぎ!?と言う気もしますが、この上から半光沢をもう一度吹くとどんな色になるのか、試してみたくもあったりします。
こちらも手前は光沢、奥の2台はつや消しの仕上げです。手前の車両は本来メタリックグリーン塗装なのですが、このサイズでメタリックグリーンを再現すると粒子が荒れすぎてしまうので、光沢を吹いてギラギラ感を出してみようと言う意図で光沢を吹いています。
それに対し、新潟交通の5Eは、グループ子会社に移籍後の姿を再現しているのですが、実車を見ると赤を中心に見事なまでの褪色ぶりを見せている車が多いので、このニュアンスを出したくてつや消しに、そして奥の川崎市バスも、褪色に弱いのか、非常に褪色した車が多かった旧塗装を再現しているので、つや消しを吹いてみた作例です。
手前の東急バスは光沢、奥の新潟交通観光バスはつや消し。銀は同じカラーですが相当ニュアンスが違って見えます。ちなみに帯内の金色文字はデカール作成時点から使用している金のリボンが違うこともあり、ここのニュアンスの違いも出すことは出来ました。
と、駄作の数々を製作途中でご紹介しましたが、意外と塗装の最後の艶でモデルの印象が大きく変わることがお分かりいただければと思います。つや消しはどちらかと言うと色を再現すると言うより、「ウェザリング」の一環と言う捕らえ方をするのもいいのではないかと思います。
ちなみにつや消しは、湿度の高い夜に吹いたせいもあり、当初のもくろみ以上にマット、と言うか白っぽく仕上がってくれたのは偶然の産物ながらいい色になってくれました。
こんなところにも拘ってみると、より活き活きとした、見ごたえのあるバスモデルを作ることが出来るのではないかな~と思った次第です。]]>
MDプリンタの深遠なる可能性と不安
http://atbmodels.exblog.jp/3735862/
2005-11-07T00:07:20+09:00
2005-11-07T00:06:21+09:00
2005-11-07T00:06:21+09:00
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バスモデルテクニック
http://atbmodels.exblog.jp/3687555/
この投稿に画像を追加しました。通常のカラー印刷をかけた場合と、白黒原稿から単色印刷を繰り返して印刷した場合の差がお分かりいただけるかと思います。
その前のカラーチャートと、前回の「前段の話」をあわせてみていただきますと、逆に言えば「MDプリンタでドットレスで出せるカラーは限定される」ということもお分かりいただけると思います。出力できる色が限定されるのはプリンタとしては明らかに機能制約に思われるのですが、ただMDプリンタには他のプリンタには出来ない、そして模型向けデカール製作では欠かすことの出来ない「Only One」の機能があります。
それが「白」を「印刷」することができる点、それからメタリック色を印字できる点でしょう。
特に白は、インクジェットでは、ベースの紙が白であることを前提に白は印刷しないことで再現しているため、デカールのように透明なものの上に『白』が印字できると言うのはMDプリンタと同じ原理の沖電気のマイクロライン7050Cシリーズぐらいではないでしょうか。
聞くところでは、白とメタリックは液体インクでは固まりやすかったり、粒子が大きかったりするためにノズルに詰まりやすくなり、導入が難しいと言うような話を聞いたことがあります。その点乾式のインクリボンを転写するMDシリーズにとってはこの色再現は絶対的な強みであり、そして模型デカールには欠かすことの出来ない機能です。
以下はメーカーが推奨しない使用方法ですので、各自の責任で内容をお読み下さい。
そして、純正のインクリボンだけでなく、実はMDプリンタでは一部の同規格のワープロ用インクリボン、それから沖電気のマイクロラインシリーズ向けのインクリボンも、カートリッジに手を加えることで使用することが出来ます。このラインナップに、アルプス純正ではない「特色レッド」「特色グリーン」「特色ブルー」や、メタリックではない、下地を透過する「シルバー」や「ゴールド」のインクリボンが存在するため、これらも使用すれば、MDプリンタを使ったドットレス印刷で再現できる色は飛躍的に増加します。(先日のカラーチャートではこれらのカラーも使用しています)
得意な色、苦手な色がある点は先だって記したとおりですが、得意な色になりますと非常に微妙な色の違いもドットレスで再現することが可能です。
この製作中の2台の東急バス5E、左右の車両で赤の色が違うことがお分かりいただけるかと思います。右の車は新製直後の鮮やかな赤を、左の車両は使い込まれた、若干退職が進んだ赤を再現して見た例ですが、同じ赤でも、掛け合わせるインクを変えることで、ここまで細かい再現が可能になるわけです。
そしてこちらも製作中の南越後観光のRP80ですが、東急とはインクのかけ合わせを変えて、実車どおりより「朱色」によった赤を再現しています。また、側面の金文字も、東急バスではアルプス電気の「メタリックゴールド」を使って際立たせているのに対し、こちらの作例では白→黄色→ワープロ用ゴールド」と3色の印字を重ね、きらきらと輝きすぎない金を再現してみました。
いずれも原稿はすべて白黒で、印刷の際に使うインクを変えることで、こうした色再現をしています。MDプリンタはこれだけ繊細な再現が可能で、様々な可能性を秘めたプリンタであることがお分かりいただけるかと思います。
ただ、残念なことに現在発売されているMDプリンタはMD5500のみ、しかもメーカー直販のみと、購入に際し非常にハードルが高くなっています。さらに沖電気のマイクロライン7050Cも生産中止、ワープロにいたっては果たしてどの程度のユーザーがいるのやら・・・といった状況です。今後、こうしたサプライ品、とりわけ「命」ともいえるインクリボンがどの程度安定して供給されるのか、非常に不安は大きいものがあります。どちらにしても、「先の明るい」技術ではないのです。
個人的に思うのは、恐らくメーカー側ではこうした需要があることすら把握していないのではないか、ということ。これが一番の不安であり不満でもあるわけです。出来ることならメーカーさんに直談判して、このプリンタ技術がどれだけ優れていて、我々のホビーシーンに不可欠なものになっているのか、と言うことをお伝えしたいぐらいです。
最後の画像の車両の正面のエンブレム、これこそMDプリンタでなければ表現できない所だと思います。私の腕ではなくて、プリンタの性能のおかげで模型のレベルが格段に上がっているということ、このプリンタの性能がいかに秀逸な物であるか、と言うことを皆様にも分かっていただければ、非常に嬉しいです。
MDについては、今後も折を見て色々な話題を掲載したいと思います。]]>
毒を喰らわば…越後交通小国車庫
http://atbmodels.exblog.jp/3725868/
2005-11-04T23:41:05+09:00
2005-11-04T23:38:46+09:00
2005-11-04T23:38:46+09:00
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ジオラマ参考資料
今日ご紹介するのは越後交通(越後柏崎観光バス)の小国車庫です。
夜明け間近の小国車庫。静かな時間が流れます。車庫とは言うものの小型の車両が2台留め置かれているだけで、実質的には折り返し所の雰囲気。上屋はなく、画面では入っていませんが右側に小さな小屋というか、正装用具などを置く建物があるだけです。白熱灯の構内灯が庫内をかすかに照らし、非常によい雰囲気をかもし出しています。
明るくなった時間に撮影した小国車庫。これは折り返し便が発車を待つシーンですが、本当にローカルバスの原風景のような、こじんまりとした上品な美しさを持つ風景でした。
こんなシーンであれば比較的ジオラマなどでも製作は容易かもしれません。箱庭のような美しい景色でしたので、是非「箱庭」を作ってみたいものですね。]]>
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