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2005年 05月 07日
モデルと実物
今日は久々に画像抜きで思ったことを少々・・・

ブログなどでも記しているのですが、ここ数週間体調を崩し、まっとうな社会生活を送ることが出来なくなっています。サイト更新なんかやってるジャン、と思われると思うのですが、日によって波がかなりあって、本当に普通に過ごせる日と、地獄のような日が実に不規則にやってきます。そのことをブログのカレンダーの更新履歴を見ると良く分かったりするわけなのですが・・・そういう意味では文字通り日記なのかもしれません。記すことが出来なかった日という記録は残りますから・・・

とにかく、体は皆さん大切にしてください。無理はやめましょう。特に長期にわたる無理はその反動が大きいということがよ~くわかりました。神様ごめんなさい、といったところで今まで信じていないからこんなときだけ都合よく助けてくれる神様なんているはずも無く。。。

余談はさておきタイトルの話。
バスの模型をいじって(製作して)いていつも悩む点、それは「実車資料が無いがゆえに模型にする時に分からない点がある」ということです。
基本的にずぼらな性格の私ですので、正直言ってそんなに正確なモデルは作っていません。きちんとした寸法を出したりという作業自体嫌いなのです。

でも、分からないことを分からないまま、いい加減にやり過ごすのと、違うということを認識した上であえて再現しない(この再現しない理由は、技術的な力量との相談だったり、他に作ったモデルと並べた時の兼ね合いだったり、そこまで手間を掛けるほど思い入れのある実車のモデルではなかったりいろいろですが・・・)は、大きな違いがあると思います。

やはりモデルというのは、実物あってのモデル(特に乗り物というジャンルはそうだと思う)であるという考えの持ち主としては、分からない部分をそのまま適当にやり過ごすというスタンスにはどうしてもなれなかったりします。出来うる限り実物の構造や外観を把握した上で、それを模型に反映するというスタンスで臨みたいものです。

(これを誤解して欲しくないのですが、これは自分で模型を作ったり加工したりという時の話であって、製品で出てきたものに対して、あそこが違うここが違うからこのモデルは出来が悪い!と断罪する評論家的立場で物を言うことが出来るようになりましょう、ということは全く意図していません。こういった評論家は必要であることは認めるのですが、どの世界でも評論をすることだけが仕事ですから無責任です。違っているのならそれを自分の手で直していこうという姿勢こそ真のモデラーではないでしょうか。自分の手で直してから「違っていたので直してみちゃいました~」という方が多くいらっしゃることを大いに期待したいものです。)

そこで実物の車両の調査に当たるわけですが、この時代ではまず最初にネットで調べてみる、これは手っ取り早くて賢い方法です。が、ネットの情報だけでモデルをきちんと1台仕上げられたことはほとんどありません。なぜなら、・屋根上の写真はほとんど無い・表記、方向幕をアップで捉えた画像はほとんど無い・リアの方向幕表記を見ることが出来る画像も非常に少ない、この部分を乗り越えなくては、モデルは完成させることが出来ないと思います。

ですので、結局モデルを作るとなると、最終的には実車を見に行き、写真を撮ってくるという作業は不可欠になるのです。方向幕は場合によっては部品即売会で入手したものを撮影してそのまま原稿に出来るというラッキーな場合もありますが、それはごくまれな話ですので、結局家から出ずして模型を完成させるのは無理ということがほとんどです。

ネットだけで調べて、そこそこの模型でも、いいとは思います。それは個人個人の模型に対するスタンスの違いですからいろいろあるでしょう。私も実物を見に行ったにもかかわらず、結局技術的に再現できず(もしくはする気がうせて!?)「タイプ」になってしまってしまうものも沢山ありますから、それならばネットの情報だけで十分といえるのかもしれません。
でも、出来上がったモデルに対して、「ここの窓の大きさがスケールサイズで約1mm違うんですよ」という説明が出来ること、これは重要だと思います。特にバスでは古い車両の資料が非常に少ないのですので、それこそモデルが実車の資料になりうる、そんな側面を持ち合わせているように思うのです。そのときに、実物と何処がどう違うのか、これをきちんと説明できるというのは実車考証という面で非常に重要になってきます。

(以下、ちょっと書き足りなかったことを後日書き足しました・・・)
でも、上記の話はいずれも実車が現存する場合をあくまで前提にしている話しであって、はるか以前のバスに関することとなるとこれは非常に困難な話になってしまいます。
そのように行き詰ってしまった時、最後に物をいうのは「知人、友人の力」です。趣味の原点であり、何よりかけがえのない部分だと思うのですが、私もどれだけ多くの場面で偉大なる先輩、友人に助けてもらったり、資料を見せていただいたり、ご教示をいただいたおかげで趣味を深めることが出来たでしょうか。
バスに対してカメラを向けるという文化がほとんどなかった長い時代ではありますが、しかしその間もしっかりとバスに視線を向け、バスを見ていたという方は非常に多くいらっしゃいます。その方の観察力は全く侮ることが出来ません。下手な1枚の画像よりも、全体像を把握した正確な記憶をお話いただけることも少なからずあるほどです。

そういった方からの情報は、模型作りにも非常に有益であることはいうまでもありません。私も絵を描いていただいたりして、それを元にモデルを作ることもまれにありました。
この話題でも、結局突き詰めれば「趣味は人なり」という、日ごろからの思いに行き着くことになってしまいました。これまで以上に、諸先輩方や友人の皆様への感謝の気持ちを持って、楽しんでいきたいと思います。


何だかとても長くなってしまいましたが、結論として言いたいのは、実車だろうとも模型だろうとも、趣味人たるもの、色々な形で最終的には「足で稼ぐ」これに尽きるということです。モデルのために出かけたとしても、それ以外にもいろいろといいこともありますし、とにかく自分の足で外に出て、その結果をモデルという形に落とし込み記録する、というのが、バスモデル趣味における至極の楽しみ方であると思います。楽しみながら実車を調べ、楽しみながら模型を作る、これが何よりの基本です。楽しくなければ趣味ではありません。

季節も最高に気持ちのよい時期です。ぜひ、皆さんも外に出ましょう。私はどんどん外に出られるように、まずは体調を整えることに専念したいと思います!
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by atbmodels | 2005-05-07 22:29 | そのほかバス関連